暴走機関車SP号

思いつくままにいろいろ書くよ!

3月終わりの日記帳

今月の言葉はどうしましょうか?

え、あなた毎月毎月しめくくりのための言葉を考えるなんて、
几帳面なことをしていたのですか!?
いえ、思いつきです。ただ、これから習慣化できたらいいなーって思いまして。
まあ、思い付きを習慣に昇華できるようにするってのは、

私のちょーぜつ苦手分野なんですけどね(笑)
まあ、人生をかけて克服していきましょうや!

 

ともあれ、ですね、言葉の候補を挙げておきましょう。
虚構 余白 寓意
です。うーん中二病ラインナップ!w いえ、観念的と言い換えなさい!

じゃあまず、今月心に響いたこと!
第一は、薔薇の名前の解説本読んだときかな。
虚構寓意はこっからきます!
薔薇の名前』にはいろーんなテーマが詰まっているんだけど、
ここでは「笑いは知の限界を暴く」「理論化できないことは物語らなければならない」
をあげましょう! これはこの本のキャッチコピーですね。かっこいいでしょう?
読んでみないと意味をつかむのはなかなか難しいんだけど、

わたくしの解釈ならば伝えられます。
ずばり、「虚構を笑い飛ばしたときに真実を知ることができる」
「虚構に満ちた寓意こそが真実を物語っている」だ!
いやいや何言ってるんだだなw 

あと、真実より真意のほうがニュアンスが正しく伝わる気がしますね。


ふふーん置いてけぼりのみなさん、ここで二次創作の話をしましょうかね。
またまた突拍子もない……と自分でも思うんだけど、私の中ではつながっているのさ!
今月は二次創作について考える機会が多かったような気がします。
いわゆるオタクたちのお遊戯、腐女子百合厨の巣窟……世間的にはあんまりいい意味を持たない気がします。
しかしこれってなんもおかしな話ではなくて、源氏物語だって二次創作があるし、
カラマーゾフの兄弟だって、風と共に去りぬだって続編がある。
その物語の世界観や登場人物に魅せられた人達が、

さらなる物語を望むってなにも悪いことではないよね。
なのになぜこんなに照れを感じるのか……これはまた別の物語、

別の機会に話すことにしよう。ですね。


二次創作に話を戻します。あと、今月はひぐらしのなく頃にを堪能したんですよ。
この作者竜騎士ちゃんは話のふろしきを広げるのは得意だけど畳むのが苦手で、
賛否両論なストーリーが多いんですね。
そこで、ひぐらしに魅せられたファンたちは、

自分たちで改めて最高のエンディングを考えるんです。
これって二次創作だけど、その中で出来の良いのは本編になるんですよね(たしか)。
なんかこれっておもしろいですよねーと思った次第なんですね。


まあだから何といえば何なんだけど、

無意味な線の集合誰か芸術だと言えば芸術になるように、
無意味に思えるような事実おもしろいと言えばおもしろくなるんですよ。

えっとですね、二次創作余白が大事なんですよ。
余白って何ー? まーた言葉に多くの意味を持たせようとする。
ここでいう余白は自由度のことかな。
ひぐらしだったら、突拍子のない設定の数々をつなぎ合わせる時のつなぎの部分
結局羽入って何者? に納得のいく答えを出すために、あれこれ考える。
もしくは、沙都子は梨花にとってどういう存在なんだ? への返答。
曖昧に語られた設定をつなぎ合わせるのが二次創作だと思うんだ。
あの後スカーレットはどうしたんだ!? アリョーシャが主人公の話はどんなだ!?
みたいな、衝動みたいな疑問に答える作業が二次創作だ。
この、あいまいさ余白と称したわけですね。(エドガー・アラン・ポーの解説番組で
こういう話があったんですね。それみたら言いたいこと伝わるんじゃないかな)


ちなみにわたし『スプラトゥーン』の二次創作みるの好きなんですよ。
これもねえ、スプラっちゅうゲームが余白の描写がうまいからなんですよね。
ゲーム性は置いといて、スプラの世界観はめっちゃ魅力的!


人類は滅亡して、イカやらタコやらが天下取ってる。哺乳類はネコ一匹以外滅亡!
イカタコは激しく対立……していた! 世代交代が進み、過去の話になりつつある。
なんなら人類の復活をもくろむ秘密結社がいるぞ! まあ阻止したがな!


なーんてとんでもストーリーがあるにも関わらず、プレイアブルたるインクリング
「最近若い間で流行っているナワバリバトル」に打ち込むミーハーなんですよ。
だからとんでもストーリーは断片的にしかわからない。
しかしここで、イカの世界にすっかり魅了された我々は

クオーテーションマークを付けざるをえない!
(世界観の魅せ方もうまいよね。人気アイドルや人気バンドの曲を通して、

プレイアブルのイカプレイヤーの人間は共鳴する。
音楽は種族すら超えて我々を魅了するのだ)
え、その話もっと知りたい!という衝動が二次創作へいざなうのだ。
二次創作はそうした謎の一つの答えである。

しかも様々な解釈による様々な答えを楽しめる!
このが、余白余白が、を生む。を解きたいのが人間の性だよ。
だからミステリーはおもしろいんだよ。


そう、謎…といえばHiMERU! 最近筆者がはまってるキャラですね。

最近セルラン一位をとった化け物キャラゲー(乙女ゲー、ホモゲーと言うと敵を作るぞ)の登場人物だ。
まさに二次創作の醍醐味を詰め込んだようなキャラですよ。
どうして?なんで?どんな?を詰め込んだキャラですようんうん。


おっと、寓意の話ができていませんね。スプラに話戻そう。
スプラはまさに寓話の世界なんですよねー。
まず、人類が滅んでイカ(というか海洋生物)が代わりに天下取ってる

ってのがめちゃくちゃ寓話的ですよね。
今は天下とってるニンゲンもいつかは滅びる。ちょーぜつ諸行無常です。
しかも全くイカの世界では全然深刻に扱われていないというか、

遊び人できらきらの世界に人間の痕跡がちらっとあるだけ。
まさに、つわものどもが夢の跡的なノスタルジーがあります!
人類復活!世界滅亡!を掲げるAIは文字通り吹っ飛ばされます。
こういう、くそ真面目を笑い飛ばすみたいなのができるのって、
寓話ならではだと思うんですよね。
ポップな絵だからえぐい描写もできる、と近いのかもしれないけど。
ふふふ、実はこれ薔薇の名前で扱われているテーマなんです!
あと、くそ真面目を笑い飛ばすって、日日日さんもよく取り扱ってます。


……とまあ、まだまだいろいろ言いたいんですけど、

おしゃべりな筆者もさすがに疲れてきました。
まあ、わたくしの中ではぜえんぶつながってるんですよいろいろ、

ってのが嫌というほどおわかりになったかと思います。
ここまで読み切ったあなたの根気には脱帽しますよ。
脈絡がなさすぎますね。私は連想ゲーム的に思考を飛躍させる癖があるみたいです。


虚構はいわば鏡だ。浮かび上がってきた寓意という名の虚像に真実を探す。


うん、これで納得しましょう。あなたは納得してなくても、私は納得しました。
私の思考の整理にお付き合いいただきありがとうございました。
名無しの読者であっても……他者も通ずることで

自己をより深く理解することができる。
これもいろいろ言いたいことあるんですけど、キリがないですね。
機会があればお話しましょう。

今月のテーマは『寓意』です
どうもありがとう