「うわっ無理!」「どうしても嫌い…それだけは……」
みたいな感覚ないですか? わたしはけっこうあるよ。
逆も然り↖
「なんか好き〜」「だって良いじゃーん」で片付けているものがいっぱいあるよ(散らかってるじゃん)
こういう、「なんとなく」の感覚に説明がつけられるようになったとき、その心も思考も“価値観”として昇華された…って思うんだよね
MBTI流行ってるよね
というわけで! 最近流行りのMBTIの話をしたい!
流行ってるものを見ると、反骨心がふつふつと沸いてくるものです笑
ここからは、MBTIの理論としての脆さとMBTIを嗜む人への警告をぐちぐち書くよ
MBTIの真髄
MBTIの真髄は心理機能にあります
声を大にして言いたいので文字を大きくしました!
このブログまでたどり着いた皆さんは知ってると思いますが、心理機能とは”FTNS”に”i” と”e”を組み合わせて考えるやつです。ユングが考えましたスゴイ
これをまとめて16個に分類したのがMBTIです
MBTIが開発されたのは1962年、キャサリンさんとイザベルさんが考えました(日本MBTI協会公式ホームページより)
たとえばINFJだったら、
- 第一機能Ni
- 第二機能Fe
- 第三機能Ti
- 第四機能Se
て感じになってる
これらの機能は私たちの性格を特徴づけていますが、下へ行くほど扱うのが難しくなると言われています
第一と第四、第二と第三はそれぞれ対偶の関係にあるってイメージすね
N⇔S,i⇔eって感じですね
で、気がつきました?
“J”なんて字はどこにも入ってないっすね!!
JとPって分かりにくい説?
というわけで、今からJとPは捨てようか。考えても時間の無駄だとおもいまーす
…と、言うのはあくまで個人の見解です
JとPという考え方は、直感的に理解しやすいですよね
Jの人はしっかり、Pの人は柔軟ってイメージは、あながち外れてないと思います
「でも、MBTIを真剣に理解したい!」って思ったとき、「なんとなく」で片をつけるのはなんか違くないっすか!?おまえもふわっとしてる定期
心理機能を理解せずにMBTIを分かった気になるべからず!
そして、心理機能を考える際に、PとJのイメージがノイズになることもあるんじゃね?
と思うんですよね~
何より、レッテル張りが気に食わない
レッテル、ラベル……もしくは偏見
あの性格タイプは生きづらいから~社会不適合者が多いから~
みたいな議論、MBTIユーザーさんたちは思い当たる節があるのでは?
かく言う私もそんなことを考えちゃうことはありますね
傾向があるのは事実だと思います
しかし、傾向とは真理ではないのです
自認するMBTI、もしくは他人が自称するMBTIから、その人の性格を想像することは本来あってはならないことなんですよ
そもそもMBTIはどう決まる?
MBTI(エムビーティーアイ:Myers-Briggs Type Indicator)は、個人をタイプに分類したり、性格を診断したりすることが目的ではありません。回答した個人一人ひとりが、自分の心を理解するための座標軸として用いることを最大の目的にしています。
またまた、日本MBTI協会さんからの引用です
個人をタイプに分類したり、性格を診断したりすることが目的ではありません
これがすべてっすよ
MBTIは、グループワークによるセッションを通じて自己理解を促すことが本来の目的(のはず)なんです
グループワークでは、議論しないといけないですよね
そのとき、自分のことを他人に話す必要があります
この「自分のことを説明する」という過程が大事なんですよぉ
自分への理解のことを”メタ認知”なんて呼んだりしますけど、MBTIの真髄はこのメタ認知を促すことにあるんだと思いますね
あれ、さっき「心理機能がMBTIの真髄」って言ってなかったけ?
ふふん、真髄なんていくつあってもいいんですよこのいい加減さ、さてはPユーザーですか?
”性格診断”が一人歩き
まあそうはいっても、グループワークなんて気軽に出来ないですよね
MBTI協会のやつなんて、参加費1万円くらいするもんねヒエ~
だからこそ、まずは手軽に診断だけしてみよう!
って感じでMBTI診断サイトが作られ、今に至る……んだと思います
まあ、それはいいんですよ、だって自分がどんな人か気になるもんね
でも、得られたタイプから逆算して性格を考えていたら、それは本来のやり方の逆をいってますね
危ないですね
考えることから逃げるな
他者の行動、自分の行動は理解不能です
なぜあの人はあんなことをするのか?
なぜ自分はこんな風に考えるんだ?
こんな疑問は、ときに疑心となり私たちを不安にさせます
「あの人はESTJだから~」「私はINFPだから……」
なんて説明できたら楽ですよね
でもそれはノンノンナンセンスなわけですよ
なぜ?そう思ったときは、自分や他人を考え直すチャンスです
理解してもしなくても、考えることで価値観に変化が生まれる
この、考える時間が大事なんすよ
簡単な答えを見つけて思考停止するのはもったいないっすね
運命論者は人生損してると思いますよ
MBTIは思考のツール
考えるときのツールとして、MBTIを利用するのは大いにアリだと思います
というか、それがMBTIワークショップですよね
私が言いたいナンセンスは、MBTIでラベルを貼ることです
そもそも、性格ってそのときどきでけっこう変わりますよね
「いや、変わらない!」
って人も、子どもの頃と今とじゃ変わってる部分があるでしょ
何も変わってなかったらやばいっすよ
こんなブログ見てないで脳のお医者さん行った方がいいと思います
目に見えない”性格”を扱うMBTIは、そのときどきによって結論も変わると思ってます
固定したがる人もいますが、私からすればそれもナンセンスですね
結論
MBTIを盲信すな!
あとMBTI診断でググって一番上に出てくるサイト、あいつの言うことは話半分に聞いておけよ
参考文献
『ユング心理学入門』
『MBTIタイプ入門 職場編』
おまけ
かくいうおまえのMBTIは?
って、読んでる人は思うのでは?
私は書きながら思いました
2年前に書いた記事にはENTPって書いてあったんですけど、今はINTJじゃねえかなってことになってます
他者評価、自己評価の変遷はINFP→INTP→ENTP→INFJ→INTJって感じになってます
まず思考の軸について考えると
Te-Fi
なんじゃないかって思うんですよ
うーん根拠は……書くのめんどくさいですね
ぜひ私に会いに来てほしいです
口頭でならいくらでも話しますよ
次に感覚の軸ですね
Ni-Se
だと思います
これの説明は楽ですね
私は死ぬほどおっちょこちょいです
気は散るし、目の前のことに集中するのは苦手
とりあえずこなすのも苦手なのに、いっちょまえに未来のこと考えてます
と、思ったら目先のこともできてないことがしばしば
この地に足つかない感じ、「Seが低い」を日々実感しております
「ADHDなんじゃないか?」
嫌いですよ、そういうレッテル
病名は、自分の苦しみに名前が必要な人たちのためにとっておいてください
少なくとも私は診断受けたことないです
とにかく、「Se低い」にせよ、「ADHD疑惑」にせよ、名前つけておしまいはだめっすよ
短期的なタスクをこなすのが人よりも苦手である
この事実が私に必要なことなんです
苦手だったらどうやってカバーして、そしたらどれくらい楽に生きることができるのか?
このHOWを考える動作に価値があるんすよ
はたしてこの価値観を、Fiと説明するかTiと説明するか?
ぜひ他人の意見を聞いてみたいですね
書きながら不安になってきました
というわけで、私は暫定INTJです